北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

日高報知新聞

探究学習の成果をプレゼン【浦河】

 浦河高校(齊藤雄大校長校長)は16日、2022年度課題研究全体発表会兼学習成果発表会を同校体育館で開催した。生徒たちが探究学習で進めてきた課題研究の成果をはじめ、各種プロジェクトやサミットなどでの活動内容を発表したほか、初めての試みとして、生徒たちが開発した商品や地域魅力発信プロジェクトで取り組んだ商品販売も行った。

 生徒が自ら設定した課題の調査・研究の結果を論理的に他者に伝える能力の向上を図ることを目的として、毎年この時期に開催している。保護者や教育関係者、課題研究でお世話になった地域の事業所から多く人が同校を訪れ、生徒たちの発表に耳を傾けた。

 発表会では、1年生によるプレ研究課題や英語弁郎大会出場者の意見発表、道内外の地域との交流にも取り組んだ「地域の魅力発信プロジェクト」「まちづくりサミット」「津波サミット」「社会との共創」での活動報告のあと、2・3年生10グループによる課題研究の成果発表が行われた。

 また、昼休みを前に、来賓や一般来場者に向けて、生徒たちが課題研究で開発した商品や地域魅力発信プロジェクトで繋がりを持った斜里町と高知県越知町の地域の特産品などの販売会を初めて実施した。

 このうち、3年生15班では「地元の魅力つぶ飯プロジェクト」と題し、浦河産のツブ・コンブ・米を使って開発した〝とまらんつぶめし〟の冷凍パックを販売し、食を通した浦河の魅力を発信した。

 来場者からは「生徒たちが地域の課題などをしっかりと見て、考えていることがわかった」、研究調査に協力した事業者からは「生徒たちの取り組む姿勢がすばらしかった」といった声が上がっていた。

  ◇  ◇  ◇

 このほか、一般公開で行われる発表会を前に校内では、探究学習に取り組んだ各グループが成果をまとめたポスターでプレゼンテーションする「ポスターセッション」が行われた。

 生徒たちは、大きな模造紙に、調査・研究の内容や成果をデータや図、絵などを使ってまとめ、立体の飾りやめくると答えがわかる仕掛けなど、グループそれぞれで工夫を凝らしたポスターを制作。ポスターセッションでは、ポスターをもとに研究成果をプレゼンテーションした。

 このうち3年生7班は「公園を使って育児不安を減らすためには」をテーマに、〝育児不安を減らしたい〟〝浦河町内の公園を活性化したい〟という2つの課題を掛け合わせて、公園での親子向けイベントの実施やアンケート調査などを行いながら研究を進めてきた。班長の安岡彩香さんは「課題研究を通して、自分たちの親とも子育ての話をした。研究は地域の役に立つだけでなく、将来の自分のためにもなると思った」と成果を振り返った。

学習成果発表会で行われた初の販売会

ポスターセッションを行う生徒たち

関連記事

苫小牧民報

冬の白老を味わって 「ウエムラ・ビヨンド」と「オルセット」 白老牛やシカ肉..

冬の白老を味覚で堪能してもらおうと町内の飲食店2店が、新メニューの提供を始めた。町社台289のファームレストラン「ウエムラ・ビヨンド」は15日から、白老牛を使ったカレーやパスタを提供。町大町3のイ...

苫小牧民報

ごみ拾い続け20年 苫小牧桜木郵便局長の原さん

苫小牧桜木郵便局の原敏彦局長(64)が出勤前に続けてきたごみ拾いの通算活動年数が今年、20年を迎える。苫小牧市が郵便番号「053」にちなんで「ゼロごみ大作戦」を展開していることにも「縁を感じる」と...

室蘭民報

あれ?室蘭港内で…スケソウ好調 高い海面水温、岸壁に姿現す【室蘭】

 昨年末ごろから、室蘭港でスケソウダラが釣れている。港内では道内から集まった釣り人たちが連日さおを出し、釣果を上げようと奮闘している。水産関係者によると、スケソウは主に沖合で獲れる魚で、投げ釣り...

十勝毎日新聞

立川談吉さん真打ち昇進へ 市出身の落語家「談志最後の弟子」【帯広】

 帯広市出身の落語家立川談吉(本名・後藤正寿)さん(43)=都内在住=は、落語立川流の最高位・真打ちへの昇進が内定した。談吉さんは「落語を楽しんでもらい、来てくれた人を満足させられる真打ちになりた...

十勝毎日新聞

雪なし会場 氷まつり困った 「材料」他から運搬、一部縮小も【帯広】

 今シーズンの異例の雪不足が、31日から帯広市緑ケ丘公園で開催される「第62回おびひろ氷まつり」(2月2日まで、帯広のまつり推進委員会主催)の会場準備を直撃している。造成中の大型滑り台は急きょ、...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス