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苫小牧民報

新千歳国際線貨物の回復見込み 冷蔵・冷凍コンテナ設置 HAP

北海道エアポート(HAP、千歳市)は、新千歳空港内の国際貨物ターミナルSIACTに、冷蔵・冷凍の温度管理ができるリーファーコンテナを設置した。同空港国際線で定期旅客便の復便が相次ぐ中、生鮮食品など貨物の取り扱い増加を見込んで導入。今後は施設の拡張も考えており、HAPは「物流の活性化、地域経済の発展に貢献する」と強調している。

新千歳空港の国際貨物で導入したリーファーコンテナ

 リーファーコンテナは40フィートサイズ(内寸の長さ11・5メートル、幅2・28メートル、高さ約2・55メートル)。導入は11月1日付で、事業費は非公表。設定温度5度の冷蔵庫として通年運用し、貨物輸送の事業者フォワーダーの要望などに応じて、氷点下20度の冷凍に切り替えて管理もできる。

 SIACTの冷蔵・冷凍設備はこれまで、施設内に冷蔵105平方メートル、冷凍25平方メートルの計130平方メートルあったが、コンテナ導入で26平方メートル増の156平方メートルに拡充。国際線の貨物は、海外向けホタテなどの海産物をはじめ、生鮮食品の取り扱いが多く、フォワーダーから鮮度維持機能の向上を求める声などに応えた。

 HAPは「保管庫として活用することで、計画的、安定的に貨物を集荷することが可能になる」と説明。現時点では同コンテナを本格運用するほど需要はないが、国際線の運航再開がさらに進めば、貨物量のV字回復も見込めるとして「今後もSIACTの上屋拡張など施設整備を行う」と話している。

 HAPは4月、新千歳で国際貨物を取り扱う子会社、札幌国際エアカーゴターミナル(SIACT)を吸収合併し、国際貨物部として新編した。

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