「花育」でアレンジフラワーに挑戦する光洋中の３年生

　【根室】市立光洋中学校（齋藤征志校長、生徒２７５人）で１４日、「花育」授業が行われた。昨春、統合した旧啓雲中学校の伝統授業を引き継いだもので、コロナ禍で昨年度は中止となったため、同校として初の授業となった。

　花育は啓雲中で２００７年度に始まり、２０年度まで１４年間続いた授業を引き継いだ。光洋中での授業も３年生（３クラス計９９人）が対象で１２日から１学級ごとに行った。

　最終日のこの日は３組の３０人が挑戦。初めて花に触れるという生徒も多かったが、それぞれに個性を発揮。ガーベラやかすみ草など５種類の花木を使いながら「花のしもむら」（鳴海町）の能村英子さんと「花みずき」の菊地洋介さんのアドバイスでアレンジフラワーを完成させた。

　花器を覆うラッピングペーパーが羽を広げたようになったことから完成した作品を演歌歌手の「小林幸子」と命名した今尚希さんは「すぐにイメージが浮かんだ。初めて花を触ったけれど、うまくできた」と笑顔を見せていた。