観光客のニーズ探る 丸井今井が空港で「道南海産品フェア」【函館】
函館市本町の丸井今井函館店は、同店地階に出店する海産物販売の4店舗による「道南海産品フェア」を函館空港(高松町)国内線旅客ターミナルビル2階で開いている。18日まで。
同店は五稜郭公園や五稜郭タワーなど観光地が近い本町エリアに立地。その一方で、新型コロナウイルスまん延以前から観光客、特にインバウンドによる購買が少なく、観光客の利用が多い空港に出店し、購買動向を探ろうと企画した。
参加する4店舗は丸井今井地階に常設または定期的に出店。山丁長谷川商店(函館市)は、塩のり、サケの切り身、函館カネニ(同)は松前漬け、イカの塩辛、山の中村商店(同)はイカのかす漬けや一夜干し、イリエ船橋水産(鹿部町)は焼き軽石干しのホッケ、宗八カレイなど各店自慢の逸品をそろえる。また、店舗同様、対面販売のスタイルを取り、スタッフが店頭に立って商品の魅力を伝えている。
フェアは12日に始まり、7日間で人気の商品や購入した客の年齢層など傾向をつかむ。丸井今井営業統括部の山田睦さんは「フェアを通じ、観光客のニーズを探り、今後の店舗運営に生かしていきたい」とし「海産物が多くそろっているので、市民の方にも年末の買い物でぜひ利用してほしい」と話している。時間は午前10時~午後5時。
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