釧路市立桜が丘小学校の金管同好会（平野莉子部長）が、１０月９日に東京・府中市で開かれた第２２回東日本吹奏楽大会で見事金賞を受賞した。市内小学校金管バンドの全国金賞は初めて。２９日には６年生メンバーが釧路市役所を訪問し、蝦名大也市長に快挙を報告した。

　桜が丘金管同好会は指導する笹原裕一教諭の下、興津小学校との合同チームとして活動。桜が丘小児童による編成になったのは４年前で、引き続き笹原教諭が指導を担当。メンバー１８人の音の響きを大切にした指導で全国金賞に導いた。

　釧路地区代表で出場した第６７回北海道吹奏楽コンクール（８月２８日、札幌市）では、全道の代表１８校の中から金賞７校が選ばれ、同同好会は金賞７校の中から２校だけに与えられる全国大会への出場権を獲得した。全国大会は北海道、東北、東・西関東、東京都から集まった代表１２校が競演。同同好会はマルコム・アーノルド作曲「小組曲」を演奏し、金賞６校の一つに選ばれた。

　報告会では、６年生の滝川紗那さんが「レベルが高い全国大会で練習成果が出せて良かった」。板橋羽胡さんは「とっても緊張した。金賞になれてうれしかった」と喜びを語った。蝦名市長は「全国の舞台で金賞は市民の誇り。うれしい気持ちでいっぱいです。これからもいろんな分野で活躍してください」とたたえた。

全国金賞の快挙を報告した桜が丘金管同好会の６年生