薄く氷が張った五稜郭公園の外堀沿いに電球を取り付ける関係者

　国の特別史跡・五稜郭跡の冬を彩る「五稜星（ほし）の夢イルミネーション」（１２月１日開幕）に向けた電球の取り付け作業が２３日、五稜郭公園で行われた。

　１９８９年から続くイベント。五稜郭の外堀沿いなどを約２０００個の電球で飾り、城郭を浮かび上がらせる。これまでは開催時間帯に常時点灯していたが、初めて一辺ずつ順に点灯して星形を完成させる方式を導入する。

　実行委やＮＰＯ法人函館野外劇の会の有志が参加して作業。柏倉光一実行委員長（７８）は「長年やってきて市民にも定着している。市民や企業の寄付に感謝しています。観光客の皆さんにも楽しんでもらいたい」と話している。

　イベントは１２月１日から来年２月２８日までの日没～午後９時に点灯（２月１０日以降は午後５時半～同７時）。１２月３日午後５時１５分から花火の打ち上げがある。五稜郭タワーの営業は同６時まで。