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函館新聞

特殊詐欺、寸劇で注意喚起 西署防犯講座で手口紹介【函館】

寸劇で詐欺の手口や注意点を解説する署員

 特殊詐欺は他人事ではない―。函館市内で特殊詐欺による高額の被害が相次ぐ事態を受け、函館西署(高橋勇吉署長)は20日、緊急の防犯講話を行った。同署管内の町会関係者ら約40人を前に、詐欺の手口や被害防止策を寸劇で紹介し、注意を呼び掛けた。

 同署管内では10月19日、市内の70代女性が老人ホーム入居枠の名義貸しを巡って、現金約1億5000万円をだまし取られる架空請求詐欺の被害が発覚した。函館中央署管内でも同様の手口で1人あたりの被害額として今年最高額となった。

 寸劇は前述の事案を参考に、米映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をパロディにしてシナリオを構成し、高橋署長と同署生活安全課の署員らが演じた。この中で、犯人側が宅配便を使って複数回に分けて送金するよう指示したり、「人助けになる」などと言葉巧みにターゲットの良心につけ込んだりするといった手口を解説した。高橋署長は「詐欺の手口を知らないと引っかかってしまう。まずは特殊詐欺に関心を持ち、不審な電話が来たら誰かに相談して」と強調した。

 このほか、同署では函館西防犯協会と共同で、被害防止を訴えるオリジナルグッズ「最後の砦 お守りカード」を制作した。キャッシュカードとほぼ同サイズで、スマートフォンのケースや財布に入れて携帯できる。各面の上部に「誰かに言おう その話 金出す前に今すぐに!」のキャッチコピーが書かれている。目立つよう赤色と黄色の2色を採用した。

 亀田町会の藤井アカネ会長(85)は「寸劇で詐欺の話を聞いて怖いと思った。(同町内には)高齢で一人暮らしの人も多いので、あらゆる場面で伝えていきたい」と話していた。

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