網走のゆるキャラ「ニポネ」（右）と記念写真を撮る子ども

　【網走】網走のゆるキャラ、ニポネの誕生日を祝う「ニポネまつり」が、市北コミセンで開かれ、多くの市民や子どもたちが集まって、満10歳となったニポネのバースデーを祝った。

　市民有志のニポネ応援団「ニポネ応援プロジェクトチーム」の主催。会場には、ニポネをかたどったお菓子「ニポネ焼き」の販売、またバルーンアートや駄菓子屋のコーナーが設けられた。

　また、網走の観光コンパニオン、流氷パタラをイメージしたご当地萌えキャラ「能取みさき」も会場に駆けつけ、ニポネのバースデーを祝った。

　ステージではセレモニーが行われ、同チームの飛澤隆洋代表が「ニポネのバースデーに、多くの人が集まっていただき、ありがとうございます。ニポネがみなさんに愛されるよう、これからも活動していくので、よろしくお願いします」と、感謝の言葉を述べた。

　来賓の水谷市長も「10歳というと、小学４年生。小さい子を育てるのは大変ですが、ぜひ11歳、12歳、20歳に向け、ニポネを網走のイメージキャラクターに育ててください」と呼びかけた。

　会場では、ニポネのオリジナルソング「アイドルニポネ」を収録したＣＤも販売。作詞作曲した市内在住の音楽家、田村まさかさんに感謝状が贈られたほか、田村さんが生歌でアイドルニポネを披露した。 　また、ニポネの10歳を祝い、同チームが子ども用の法被を製作。市内の幼稚園と保育園に贈ることが飛澤代表から発表され、各幼稚園の園長らに目録が手渡された。法被は現在製作中で、でき次第、各園に届けられる。

　併せて、ニポネを応援するため同チームを率いてきた飛澤代表に、チームから記念のチョークアートが贈られた。

　まつりでは、来場者にバースデーケーキが振る舞われたほか、同チームがクラウドファンディングで製作したエア遊具も登場。子どもたちは遊具の中で走ったりポンポンとはねたり、でんぐり返しをしたりと、ニポネをかたどったエア遊具を楽しんでいた。

　ステージでは、子どもたちがニポネと能取みさきの２人にはさまれて記念写真。大好きなニポネと一緒に写った写真を見て、子どもたちはみな大喜びしていた。

　ニポネは「多くの市民に親しまれ、網走の広告塔として活躍するご当地キャラをつくろう」と、網走商工会議所青年部が一般から公募し、道内外から寄せられた３０２点から選ばれたご当地キャラクター。網走を代表する「ニポポ人形」と、流氷の天使といわれるクリオネがモチーフになっている。