中原さん「ひつまぶし」で1位 調理製菓専門学校ブリ料理コンテスト【函館】
函館短大付設調理製菓専門学校(山本仁志校長)は9日、同校で今年度のブリ料理コンテストを行った。調理師科2年9人が函館産ブリを使い、魚の臭みを抑えた多彩な料理9品を作った。審査の結果、1位には「ブリのユズひつまぶし」を考案した中原寧々さん(19)が輝いた。
函館で水揚げが急増するブリについて、学生が社会人になった際、調理に生かしてもらおうと、2018年度から実施。渡島総合振興局が、函館市南茅部地区で水揚げした5キロサイズ3匹を提供した。
学生はひつまぶしのほか、ブリのぶっかけ飯、秋のブリ炊き込みご飯、ブリ揚げのみそソース、ブリのトマトソース添え、ブリのトマトパッツァ、ブリのソテーシチリア風、ブリのあんかけ丼、ヤンニョムブリの9品を調理。振興局水産課の高谷則幸水産課長、石毛友里絵主事、山本校長、吉田徹教頭、同校日本料理教室の北川陸雄室長が「盛り付け」「味」「アイデア」各5点、合計15点満点で採点した。
今回初めて学生によるプレゼンテーションを取り入れ、一人一人が「ブリのあらからだしを取った」「臭いや脂分をなくすため、トマトを使った」などと工夫やアイデアを説明。2位は高橋聖成さん、3位は伊藤雅人さんだった。
中原さんは「一位を取れるとは思っておらず、びっくりした」と感想を話した。ひつまぶしは「ユズのだしを使い、魚の臭みを取り、さっぱり食べられるよう工夫した」(中原さん)と話すように、照り焼きにしたブリにご飯がよく合う一品。
中原さんは「ブリの照り焼きが好きで、日本料理を専攻しているので、だしを使いアレンジしたいと考えていた。今度は西洋料理でニシンの料理コンテストもあるので、頑張りたい」と意気込んだ。
学生は夏休み中に一人一品オリジナルのレシピを考え提出。8月下旬には、北川室長のレシピで調理実習を行い、からし酢みそをつけて食べる刺し身、ブリ大根、ブリサンドを作った。今月4日のブリ料理試作を経て、本番に臨んだ。
関連記事
ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】
帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...
マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】
芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。 「芽室に感謝す...
災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】
広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...
函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..
函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...
桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..
函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】