和太鼓の公演を楽しむ【えりも】
【えりも】町内各地区の高齢者教室生が一堂に会して交流しながら、芸術文化に親しむ「高齢者教室大会」が6日、3年ぶりに町民体育館で開かれ、8地区から75人が参加して久しぶりの再会を楽しみながら和太鼓公演を観賞した。
大会冒頭には、長年地域老人クラブの役員として活躍した近笛ふれあいクラブの岩間登美子さんと、山田幸子さんを浜波賢町老人クラブ連合会長が表彰した。
川上松美教育長は「3年ぶりの開催はうれしい。コロナ禍はまだ収束していないので、手洗いとマスクを励行して広尾・えりも両町の太鼓公演を楽しんでほしい」とあいさつ。
大西町長は「コロナ感染予防対策で、高齢者の皆様は特に窮屈な生活を強いられているが、来年は待望の国立公園化が実現し、えりも岬緑化の足跡映画がクランクインする。人生100年時代の今、町は高齢者福祉向上に一層努力する」と述べた。
公演は、広尾町の広尾陣屋太鼓保存会による「和太鼓演奏」で、打ち手の大半が小学生を含む20歳以下の若者。曲の解説を加えながら、ステージ上で一心不乱に打ち鳴らす和太鼓の音が館内に響いた。
後半には、町内東洋地区の歌露和太鼓・西風4人のメンバーが公演して、えりもに新たな芸能の誕生を鼓舞した。
フィナーレは観客が参加のワークショップで、陣屋保存会メンバーの指導を受けながら5人のクラブ会員が和太鼓演奏を楽しんだ。
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