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函館新聞

函館マラソン、来年は6月25日開催 酷暑対策で一週前倒し【函館】

来年の開催日程などを決めた大会実行委

 函館マラソン大会実行委員会(岡部壽一委員長、事務局=函館市)は27日、来年の函館マラソンの開催日を6月25日に決定した。同大会は2017年から7月の第1週に実施してきたが、今年の大会当日の気温が30度近くまで上昇し完走率が大幅に減少したことから、酷暑リスクを回避するために6月の最終日曜日に移動する。また4年ぶりに一般参加の申し込み受け付けも再開する。

 今年の大会当日の函館市の最高気温は平年を7・3度上回る29・8度まで上昇し、出走者の完走率は86・1%と、これまで一番低かった17年の91・6%を下回り過去最低を更新。医療関係者から高温多湿でのレースを避けるため開催日の前倒しを検討してほしいとの声が相次いだため、例年より1週間早く開催することを決めた。

 同大会はハーフマラソンのみだった1991年から2014年までは9月に実施。フルマラソンが始まる前年の15年から、6月の最終日曜日に移動したが、北見市周辺で行われる人気レース「サロマ湖100キロマラソン」と日程が重なることなどを考慮して、17年から7月の第1日曜日に再変更された。この日の委員会では「1週ずらしただけで気温が低くなる保障はあるのか。むしろ6月は雨天の傾向が高く、走者にとっては悪コンディションのリスクが高まるのでは」との声も上がったが、同事務局は「過去30年の統計からも、6月のほうが気温が低くなる傾向ははっきりしている。まずは23年の状況を見て、適切な開催日について検討していきたい」とした。

 3年ぶりに開かれた今年の大会は、コロナ禍で中止となった20年にエントリーした約7000人に出走権が与えられたが、当日の参加者は4809人となり、前回(19年)の7436人から大幅に減少。同事務局は「コロナ感染のリスクを避けるため参加を控えた人が多かったのでは」と分析。来年は、今年実施を控えたエイドステーション(補給所)での海鮮丼やメロンなど地元グルメの提供や、大会終了後のおもてなしイベントなどを再開する予定で、より多くの参加を期待する。

 参加料については物価高騰の影響で経費が増大しているため、ハーフは現在の5000円から6500円、フルは9000円から1万2000円に値上げ。参加定員はハーフ、フルともに4000人程度。申し込み開始は23年2月下旬を予定し両種目ともインターネットで受け付ける。

 問い合わせは実行委事務局(0138・21・3576)。

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