【新ひだか】競走馬の総合商社ジェイエス（服部健太郎社長）＝静内本町１＝主催の「秋季繁殖馬セール」が26日、静内神森の北海道市場で開かれた。セールには１９４頭が上場し、１５９頭を売却。売却総額は税込９億８５０１万７千円で前年比４億１７８０万２千円増と大きく上回り、売却率は81・96％（同70・97％）だった。

　ジェイエスが秋季と年明けの冬季の年２回開催している繁殖牝馬の競り市。

　服部社長が「状態も良く、質の高い馬が上場しており、活発なセリをお願いしたい」とあいさつしセールが開会。

　上場馬は管内の生産牧場を中心に購入され、受胎馬が１２９頭（上場１５６頭）で売却率82・69％、空胎馬が30頭（上場38頭）で同78・95％。平均価格は６１９万５０７５円で昨年秋季セールの３６３万３２１４円を大きく上回った。

　最高額取引馬は、クリソベリルを受胎するエターナルディーバ（６歳、父キングカメハメハ、母ミラクルレジェンド）の６２７０万円。千歳市の社台ブラッドメアの販売で、㈲ミントが購入。ほか５千万円台の取り引きが１頭、３千万円台の取り引きが３頭、２千万円台が６頭あった。

北海道市場で行われた秋の繁殖馬セール