名寄で24年SON冬季ナショナルゲーム・有森裕子理事長が表敬訪問【名寄】
スペシャルオリンピックス日本(SON)の有森裕子理事長が26日に市役所名寄庁舎の加藤剛士市長を表敬訪問。SOの全国大会である「第8回SON冬季ナショナルゲーム」(SON主催)の名寄開催決定(2024年2月)について説明し、大会成功に向けて協力を求めた。
SOは、知的発達障がいのある人たちに、日常的なスポーツトレーニングと発表の場を提供しながら、社会参加を応援する国際的スポーツ組織。陸上競技、水泳、ボウリングなどの各種スポーツプログラムを展開しており、このプログラム参加は「アスリート」と呼ばれている。
SON冬季ナショナルゲームは4年に1度開催。4年前の2020年は、札幌を会場に初の北海道開催が計画されていたが、新型コロナ感染症の拡大を受け、中止となった経緯がある。
次期、冬季ナショナルゲーム開催年の24年は、SON史上初となる、北海道(名寄)、長野県での分散開催。名寄会場では、24年2月10日から12日までの日程で、アルペンスキー、スノーボード、クロスカントリースキー、スノーシューイングの雪上競技4種目を実施。一方、長野会場では23年11月にフロア競技(フロアホッケー、フロアボール)と、24年2月に氷上競技(フィギュアスケート、ショートトラックスピードスケート)を実施する計画。
参加規模は、アスリート、役員・コーチ、大会役員・審判、ボランティアなど、両会場合わせて約1万人、名寄会場では約3千が見込まれている。
名寄庁舎にはSONから有森理事長、中島圭介業務推進部課長、SON・北海道から阿部雅司理事長、楢山雪枝副理事長、楢山秀明監事の5人が訪問。
名寄開催決定を受け、加藤市長は「世界中で暗いニュースが多い中、アスリートの躍動する姿は、地域の皆さんに元気を与えてくれると楽しみにしている」と期待を込めた。
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