たわわに実った巨峰に歓声【新ひだか】
【新ひだか】三石小(櫻井亮校長、児童145人)の1年生22人と6年生25人が11日、三石蓬栄の幌村建設(幌村司社長)のビニールハウスでブドウ狩りを楽しんだ。コロナ禍の影響を受け、3年ぶりの開催。
幌村建設は道教委が進める「家庭教育サポート企業等制度」に賛同し、協定書を締結。その一環として、地域の子どもたちに食材について関心を持ってもらおうと、2005年(平成17年)から「巨峰」「デラウェア」などの栽培に取り組んでいる。今年も春から肥料や補水、温度管理を続け、7、8月の暖かさと日照不足が続いたが、ブドウはまずまずの収量と出来栄えとなった。
この日は、6年生が1年生を連れて甘い香りのするハウスに入り、あちこちでたわわに実った巨峰に歓声をあげて、ブドウ棚に手を伸ばして房をつかみハサミで切り取っていった。1年生の米田健人(あつと)君は「大きなブドウが2房取れて、楽しかった」、6年生の前川櫂児(かいじ)君は「2回目の収穫体験で、1年生の選んだブドウをうまく取れてよかった。早く食べたい」とそれぞれ話していた。
最後に、児童代表が「今日は、貴重な体験ができました。家族と味わって食べたい」とお礼の言葉を述べた。
同社では「子どもたちに、実りの秋を迎え、ブドウ狩りを楽しんでもらえればうれしい」と話し、24日には、延出保育所24人のブドウ狩りを予定している。
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