【日高】富川高校（藤島尚子校長）の３年生19人が26日、特産品開発による町おこしグループ「沙流太（さるふと）ほおずき絆の会」と協力し町内富川東２の畑で食用ホオズキを収穫した。

　沙流太ほおずき絆の会（金子俊会長）は、「ホオズキによる地域の絆と元気の再生」をキャッチフレーズに２０１２年から地域の農業者、高齢者、高校生らとともに食用ホオズキの栽培に取り組み販売も手がけている。

　食用ホオズキには、ビタミンＡやビタミンＣ、鉄分、カロチン、イノシトールなどが含まれており、コレステロール値低下や美肌効果があるとされる。

　これまでに札幌ＪＲタワー９階にある三国清三シェフのレストランへ生果実の売り込みに成功したほか、町内の門別温泉とねっこの湯や、道の駅「樹海ロード日高」などで販売。今年は「苫小牧の港の市場」にも販売を試みている。

　今年は、５月25日に富川高校生らとともに食用ホオズキ「太陽の子」２１０株を定植。日々の管理は会員が担い、金子会長は「雨が多くて、花つきが悪く、例年４００㌔以上を見込んでいるが、今年は３５０㌔程度では」と話した。収穫作業は11月中旬ごろまで予定している。

実ったホオズキを丁寧に収穫する富川高生たち