高らかに吟じる出演者

　室蘭開港１５０年市制施行１００年を記念した第７２回市民文化祭吟道大会が２５日、室ガス文化センター（幸町）で行われ、出演者が高らかに吟じていた。

　室蘭、登別市の３４吟詠会のほか、担当師範や役員、来賓の道内各支部長らが

吟じた。和歌や漢詩などを独特の言い回しで表現する詩吟。作品に込められた思いを、大きな声で披露し、練習の成果を発揮していた。

　特別番組として設けた構成吟は「山口・吉田松陰を訪ねて」。幕末に生きた吉田松陰や高杉晋作、伊藤博文らの漢詩、和歌を投影しながら吟じていた。

　大会は、室蘭文化連盟主催、室蘭市教育委員会共催。室蘭吟道協議会が主管し、室蘭民報社などが後援した。