ふるさと納税返礼品、寄付者と開発へ 新プロジェクト発表【白糠】
【白糠】町とふるさと納税のデータ分析などを行う「イミュー」(東京都、黒田康平代表取締役)は22日、寄付者と協力して返礼品の開発や商品改善を行う「白糠産品開発プロジェクト」の概要を発表した。全国でも珍しい新たな取り組みに、棚野孝夫町長は「改めて白糠の魅力を全国に発信でき、地域活性化にもつながる大きなチャンス」と期待を込めている。
同プロジェクトは、全国各地の自治体にふるさと納税に関するアドバイスなどを行う同社が、「北海道には魅力的な産品が多く、その価値はもっとあるのでは」などと考えたのがきっかけで、これまでふるさと納税者へのフォローが手厚くリピーターも多い白糠町に一番に声を掛け、実現したという。
今回発表されたのは「白糠町産秋鮭(ざけ)の新産品を考える」と題した第1弾のプロジェクト。これに合わせて同社と白糠漁協は「テスト産品」として、町内で水揚げされた秋サケを加工した「西京漬」「ちゃんちゃん風味(み)噌(そ)焼」「酒泊漬」「塩麹漬」の4品を開発しており、この日は試食会も行われた。
今後10月ごろから、町のふるさと納税返礼品として提供を予定しており、寄付者にはテスト産品のほか、同プロジェクトの説明パンフレットを同封し郵送。寄付者専用SNS(インターネット交流サイト)の登録を行うと、各産品の評価や改善点などを投稿できるようになり、投票結果や意見なども共有される。
最終的に寄付者のアンケートを参考にしながら産品を改善するなど、好評だったものを中心に商品化。返礼品のみではなく、道の駅やインターネットでの販売なども考えているという。その後も第2弾プロジェクトへの招待や特典なども検討しており、これまで以上に寄付者とのつながりを重視していく。
23年春ごろには、同プロジェクト加工施設兼事務所を町内に立地することも計画されており、黒田代表取締役は「われわれは『地域に根をはり日本を興す』をコンセプトに活動している。すでに第2弾の話も進んでおり、今後も町とタッグを組んで白糠を盛り上げていきたい」と抱負を語った。
棚野町長は「素晴らしい商品が出来上がった。町としても寄付者とのつながりは重要と捉えている。漁業だけでなく、さまざまな分野にも広げていきたい」と話していた。
関連記事
馬車旅 足湯でポカポカ 市内一日限定【帯広】
「モール温泉の足湯馬車」が1日、帯広市内の帯広競馬場とふく井ホテル間を特別運行した。1年ぶりの足湯馬車には、往復各1家族が乗車。足湯で温まりながら、中心市街地や住宅街の街並みをゆっくりと眺めて...
3市町 当たりくじ均等に 年末大売出し【帯広】
帯広市、音更と幕別2町による初の広域開催となった「とかち年末大売出し2024」の抽選開始(14日)を前に、帯広商工会議所(帯商)などは3日、1等などの当たりくじの組み合わせ作業を市内の帯広経済...
道の駅 ピアノお目覚め 休憩スペースに設置【本別】
本別町内の「道の駅ステラ★ほんべつ」(北3)の休憩スペースにアップライトピアノが設置され、11月30日に調律師が作業を行った。誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」として活用される。 今回のピ...
満天花火試験打ち上げ、室蘭工場夜景との共演確認 実行委、来年9月に向け【..
室蘭市香川町の室蘭岳山麓総合公園(だんパラ公園)を会場(予定)に、3万発超の花火を打ち上げるイベント「室蘭満天花火」実行委員会(実行委員長・上村正人電材重機代表取締役社長)は2日夜、同公園で打...
空かける「とば号」 のぼりべつクマ牧場【登別】
のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)のロープウエー(全長1・26キロ)で2日、サケトバ作りを行う貨物用ゴンドラ「とば号」の運行が始まった。道産秋サケ約20本が逆さにつるされ、寒風にさらされな...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
小森さん初の若犬賞、日本犬全国展覧会「蘭華号」入賞 毛並み、立ち姿高評価【伊達】
2沖縄料理食べに来て “いやさか”27日開店、ほろべつ屋台村【登別】
3釧路市民憲章60周年祝う 記念式典【釧路市】
4集まれ「藤丸サポーター」 応援制度で整備資金の協賛募る【帯広】
5水谷外野手、田宮捕手と交流 緑丘小に日ハム応援大使【帯広】
-
1
小森さん初の若犬賞、日本犬全国展覧会「蘭華号」入賞 毛並み、立ち姿高評価【伊達】
2昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
3釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
4高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
52年連続「世界切符」狙う ダブルダッチ・ABLAZE【壮瞥】