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十勝毎日新聞

焼き肉店復活 「寿楽の息子」2階 いけだ牛提供【池田】

 池田町内の飲食店「寿楽の息子」(田中健二代表、町東1ノ36)が14日、店舗2階で焼き肉の提供を始めた。コロナ禍で宴会利用の少なくなった2階部分の有効活用や、町内で一時的になくなっていた焼き肉店を復活させようと新業態の参入を決めた。従来から扱ってきた「いけだ牛」を前面に押し出し、タンやホルモンなど希少部位も提供する。

新たに始める焼き肉をPRする田中代表

 同店は2009年、すし店を同所で営んでいた田中代表の父が他界したことに伴い、居酒屋として開業。コロナ前までは宴会需要も取り込むなど混み合っていた。コロナ禍で来客数が減る中、昨年8月に町利別で新たに豚丼などを提供する昼営業を始めていた。

 焼き肉店の開業に当たって、国の事業再構築補助金を一部活用し、2階部分を個室仕様に改装。40人収容の宴会スペースだったものを、定員28人の4部屋とし焼き台を設置した。

 田中代表は「コロナ禍で売り上げ確保のために何かしなければという思い。店の近所にあり自分も利用していた町内唯一の焼き肉店が閉まることも焼き肉店を始める理由の一つ」と語る。

 いけだ牛の牛タン(税別1500円)、生ハラミ(同1400円)やホルモン各種、輸入牛なども用意している。居酒屋で、いけだ牛を使ったモツ鍋やメンチカツを提供してきた強みを生かす考え。「いけだ牛を焼き肉として提供する店は十勝でも少ないはず。内臓も肉の味が強いのが特徴」(田中代表)とPRする。

 営業は午後5時半~同10時(午後9時半ラストオーダー)。月曜定休。問い合わせは同店(015・572・5413)へ。

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