エンジン02 勝間、林、倍賞、桜木氏トークショー それぞれの視点で女性語る【釧路】
各界の第一線で活躍する講師陣と市民が多彩なプログラムで知の交流を図る文化イベント「エンジン02in釧路」(同実行委員会主催)が20日、釧路市生涯学習センターで始まった。初日は経済評論家の勝間和代氏、作家の林真理子氏、女優・歌手の倍賞千恵子氏、釧路市出身の作家の桜木紫乃氏が出演するオープニングシンポジウム(公益財団法人釧新教育芸術振興基金共済事業)を開講した。
同イベントは2018年11月に開かれた「エンジン01in釧路」の後継イベントで、「あたらしくしろPART2」がテーマ。4氏のほか歴史学者の磯田道史氏、料理評論家の山本益博氏ら11人が講師を務める。オープニングシンポジウムは、勝間氏を司会にトークショーを行った。
倍賞氏は、映画のロケで別海などを訪れた時に「養老牛温泉で年越しをしていたのが、滞在が長くなっていき、道内に家を建てるに至った」と縁を語った。桜木氏は「小説のことだけを考え続けて20年以上たつが、おかげで『さくら』の隣にいられるんだなと、続けることの大切さを感じた」と話した。
林氏は、北海道は女性文学の流れが伝統的にあるとした上で「東京に比べて編集者と会う機会が少ない地方は、少し不利だが、桜木さんは最近『家族じまい』という作品で賞を取られた」とたたえた。女性ならではの赤裸々なトークも繰り広げられ、客席の笑いを誘った。
シンポジウム後、フィッシャーマンズワーフMOO岸壁炉端で、食を通じた交流「夜楽」も行った。21日の講座は1時限目が午前10時から、2時限目は午後1時30分から各4講座を開講する。当日券は一部売り切れているが、総合案内で1枚700円で購入できる。
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