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日高報知新聞

新冠にグランピング施設【新冠】

【新冠】今年6月に設立した新冠開発共同企業体(廣島貴史代表)は、太陽の森ディマシオ美術館(谷本勲理事長)敷地内にグランピング施設3棟を28日オープンした。美術館に併設したグランピング施設は、道内で初。

 同美術館は、2008年に廃校となった旧太陽小校舎をリノベーションし10年に開設。フランスの幻想絵画の鬼才ジェラール・ディマシオの描いた「世界最大の油彩画」(縦9㍍×横27㍍)を常設展示し、ガラス芸術の巨匠ルネ・ラリックのオリジナル作品を約200点所蔵・展示している。

 今回、オープンしたグランピング施設は美術館に併設し、敷地内には1千本のモミジを植樹。満天の星空、日高産の食材をふんだんに使った食事、イルミネーション、ナイトミュージアム、秋には真っ赤に染まった紅葉が楽しめて、また夜明けとともに朝日を浴びて輝く美術館や小鳥のさえずり、小川のせせらぎを聴きながら自然との一体感や感動を味わうことができる。ディマシオ絵画のテーマ「自然と宇宙との共生」を美術館内のコレクションだけではなく、グランピング施設と新冠町の自然すべてで体験できるプログラムを提供する。

 3棟あるグランピング施設はディマシオ絵画の世界観を表すため、通常の工法では実現できない特別なデザインが必要で、會澤高圧コンクリート(本店・新ひだか町静内)が所有するロボットアーム型3Dプリンターを活用し、より自由な発想で建設した。宿泊施設をコンクリート3Dプリントで建設したのは、国内で初めて。

 廣島代表は「ディマシオ美術館の来館者数の増加促進のために会社を設立した。世界に誇るディマシオ絵画や数多くのアート作品を所蔵する美術館を中心に新冠町を元気にしていきたい」と話していた。

 グランピング施設は、「自然」「宇宙」「芸術」の3つをテーマにした3棟(各定員2人)。各施設には、ベッド、シャワー、トイレ、洗面、ミニバー(冷蔵庫)、アメニティグッズ、薪風呂(予定)、バーベキュー台付テーブル、ソファー、ハンモックを準備。宿泊料は初年度限定で1棟3万3000円(定員2人)、夕朝食は1人8800円。

 予約サイトは、www.dimaccio‐glamping.jp。問い合わせは、☎0146・45・3312へ。

自然がテーマのnitay(ニタイ)

宇宙がテーマのsinta(シンタ)

芸術がテーマのnonno(ノンノ)

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