【平取】町教委主催のふるさと給食「ニシパランチ」が20日、町内の全小中学校と町内保育所（バチラー保育園）のメニューに登場した。このうち、紫古津小学校（渡辺智校長　児童数37人）で行われた試食会には、メニューを考案した平取高校生８人が訪れ、地産地消について児童たちに説明した。

　町教委は町が策定した「びらとり食育推進計画」に基づき、地元産の食材を活用した特色ある学校給食を児童生徒に提供。町内の新鮮で安心な農畜産物を食材として利用し、児童生徒の地場産物に対する理解を深め、郷土を大切にする心を育む。

　平取高校「トマトクラブ」では、２０１１年（平成23年）から、びらとり農協の支援を受け、特産のびらとりトマトを使った創作料理のレシピ開発に取り組んでおり、12年に始まった町内の小中学校の学校給食メニュー作りは、今年で11年目となる。

　試食会では、平取高校フードデザイン専攻の生徒たちが「地産地消」の講話を行い、児童たちは食育を学んだ。

　今年度の献立は平取産米やびらとり黒豚、びらとりトマトを使った「簡単、栄養たっぷり豚丼」・「トマトジャムロールケーキ」。

　４年生の中田伸太朗くんは「とても美味しかった。今日の献立に入っていた野菜は全部食べれた。地産地消のこともよく分かった」、６年生の日高陽菜さんは「とても美味しかった。いろいろなものを提供してもらい、メニュー作りが良いからみんな喜んでいただく。デザートも甘さ控えめで美味しかった」と話した。

ニシパランチを食べる子どもたち