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函館新聞

縄文遺跡群デジタルコンテンツが運用 世界遺産1年【函館】

ARスポットに端末をかざすと、当時の建物が再現される

 函館市の史跡垣ノ島遺跡と大船遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産登録されてから27日で1周年を迎える。垣ノ島遺跡では同日から、スマホなどを使ってAR(拡張現実)やVR(仮想現実)で遺跡の情報を体験できるデジタルコンテンツの公開を開始する。

 登録以降、両遺跡と縄文文化交流センターの3施設には道内外から多くの来場があり、函館の新たな観光スポットとして注目を集めている。昨年7月~今年6月の来場者は、縄文文化交流センターが3万6489人で前年同期比37%増。大船遺跡が3万1421人で同57%増。昨年7月にオープンした垣ノ島遺跡は4万1217人だった。

 垣ノ島遺跡では、7カ所の体験スポットでスマホやタブレットを使用すると、画面上に縄文時代の竪穴建物などが再現され、現実の遺跡と重ね合わせて当時の様子を疑似体験できるデジタルコンテンツの整備を進めてきた。受託業者はNTT東日本・凸版印刷グループ。整備費用は3000万円。

 26日報道機関を対象に市教委が事前説明会を実施。市教委文化財課の長谷山裕一課長が、遺跡の説明を行う65インチのデジタルサイネージや、竪穴建物のARスポットと、海への眺望を体験できるVRスポットを紹介。年度内にさらに5カ所のスポットを整備し、コンテンツの多言語化も実現すると説明した。

 長谷山課長は「ARによって実際に建物があった状況を体験することで、来場者に臨場感を味わってもらいたい。今後も利用者の意見を参考にしながら、より魅力あるスポットを目指していく」と話している。

 縄文文化交流センターでは27日から、数量限定で1周年記念グッズの配布を行う。3施設の営業時間は午前9時~午後5時。

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