【新ひだか】静内田原の二十間道路牧場案内所がオープンした。観光客など軽種馬牧場や種馬場の見学者らにマナー厳守を要請しながら、10月31日まで周辺の見学などを案内する。

　二十間道路桜並木入口のエントランス広場にある牧場案内所は、牧場見学者と牧場との間のトラブルを未然に防止するべく、町が１９９６年（平成８年）に設置した施設。

　二十間道路桜並木沿いには有名種牡馬をけい養するアロースタッドやレックススタッドなどがあり、全国から毎年多くの競馬ファンが見学に訪れる。多くの観光客に馬に触らない、えさを与えないなど見学マナーの徹底を呼び掛け、２種馬場への案内を主業務にしている。

　昨年は、前年比２３１人減の２３６３人が利用。新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言発令で、８月27日から９月30日の間は見学が中止となったことが要因。

　今シーズン、アロースタッドでは昨年も見学者が多かった「ラニ」や昨年度からの「エポカドーロ」、今年度から新たに「ダノンプレミアム」、ケンタッキーダービーやドバイワールドカップなどを制した２０１４年、16年のアメリカ年度代表馬「カリフォルニアクローム」などが見学できる。

　まだまだ新型コロナの影響も懸念されるが、今年は昨年を上回る来訪者が予測される。

　アロースタッドは16日から見学可能。レックススタッドは８月１日から見学できる。案内所ではベテランスタッフが対応し、「種馬場の好意で馬を見せていただいているので、牧場見学の９箇条をしっかり守ってほしい」と呼び掛け、必ず案内所に立ち寄ってからの見学をお願いしている。

　期間中は無休で開設し、案内時間は午前９時から午後４時まで。

15日からオープンした二十間道路牧場案内所