北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

原爆への理解深める 市の中学生広島派遣 事前研修会

戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に伝える苫小牧市の中学生広島派遣事業(8月1~3日)の事前研修が22日、市役所で行われた。市内の中学生5人が参加し、研修の日程や派遣団としての心構えなどを確認。研修本番に向け、原爆がもたらした悲劇や平和を希求する人々の歩みを学んだ。

研修への意気込みを語る生徒(左)

 恒久平和を願う市民の1人として戦争について学びを深め、語り継いでもらうことを目的に、1995年に始まった事業。新型コロナウイルスの感染拡大のため2年間休止し、3年ぶりの実施となる。これまでに派遣団として参加した生徒数は130人に上る。

 今年の研修では広島平和記念資料館や、爆心地から最も近い学校で400人の子どもが一瞬にして亡くなった本川小学校の平和資料館を見学。被爆者として現地で語り部活動を続け、苫小牧の中学生たちにも自身の経験を伝えてきた豊永恵三郎さんの話も聞く。

 事前研修では、派遣団の生徒たちが研修の日程や感染症対策などを確認。投下直後の町の様子や傷ついた人々、その後も放射線による健康被害で長く苦しめられてきた人たちの姿を収めたDVDを視聴し、原爆について理解を深めた。

 人を助ける仕事として、将来自衛官になりたいという啓北中2年の小林柊斗さんは「目標としている職業にも生かせるよう、平和についてしっかり学びたい」と語った。

関連記事

室蘭民報

ドンドン力強い音色 北海道和太鼓サミット【室蘭】

 北海道和太鼓サミットが14日、室ガス文化センター(室蘭市幸町)で行われ、団体演奏や大太鼓一本打ちの全国大会などで盛り上げた。  日本太鼓財団北海道道南支部主催。北海道文化財団共催。室蘭民報社...

室蘭民報

アイヌ民族への日ロの対応「史料によって正反対」 郷土史のつどい、作家・小..

 登別市文化協会、市文化・スポーツ振興財団主催の第60回市民文化祭のぼりべつ2024「郷土史のつどい」が15日、富士町の市民会館で開かれた。ノンフィクション作家小坂洋右さんが、先住民族に対する日...

函館新聞

道南初、サイゼリヤなど出店 12月開業のグランディールイチイ【函館】

 一位物産(村上幸義社長)が12月20日の開業に向け整備を進めている複合商業施設「グランディールイチイ」(函館市美原、旧イトーヨーカドー函館店)のテナントが17日、公表された。道南初となるレスト...

函館新聞

札幌延伸用のレール陸揚げ 北海道新幹線 港町ふ頭に1000本【函館】

 建設中の北海道新幹線新函館北斗―札幌間(約212キロ)で使用するレールが17日、函館港に到着し、陸揚げされた。作業は来年度にかけてあと3回実施する予定で、今回のものを含め計約3100本のレールを...

日高報知新聞

秋風の中たすきをつなぐ 様似RC杯ショート駅伝大会【様似】

【様似】様似ロータリークラブ杯第24回ショート駅団大会が14日、町スポーツセンターを発着地に開かれた。様似陸上協会、様似ロータリークラブ、町教委が主催。  1区間1㌔計4㌔のコースで争う小学男子...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス