給食で提供された野菜たっぷりの豆乳スープを味わう生徒（桔梗中）

　函館市は６月の食育月間に合わせて、はこだて市民健幸大学のホームページ（ＨＰ）で紹介している「ベジプラ！楽うまレシピ」に基づいたオリジナルの野菜料理を市立全小中学校の給食に順次提供している。１５日には１１中学校で、山の手３のカフェ「ハレの日」（千葉なみ店長）が考案した「野菜たっぷり　豆乳ヘルシースープ」がメニューに登場。生徒たちは「野菜の自然な甘みが感じられる」などと、おいしそうに味わった。

　ベジプラ！楽うまレシピは、「ベジタブルプラス（今の食事に野菜を１皿追加）」「楽うま（簡単に作れておいしい）」の意味。市民が積極的に野菜を摂取し、健康寿命の延長につなげてもらおうと、市内の飲食店や一般公募などによって集めたオリジナルレシピ約４０件を、市民健幸大学「はこだて健康ナビ」のＨＰ内で紹介している。

　この日、料理が提供された桔梗中（５２７人、長谷川秀雄校長）では、レシピ考案者の千葉さんが３年Ｃ組（３４人）を訪れ「たくさんの野菜をおいしく食べてもらうように工夫した。簡単に作れるので、家庭でも挑戦してほしい」と説明。生徒はさっそく具沢山のスープに舌鼓を打っていた。藤根龍之介さん（１５）は「見た目より食べ応えがあってとてもおいしかった。料理が好きなので自分でも作ってみたい」と話していた。

　市保健福祉部健康増進課の三上敦誉課長は「ベジプラ！楽うまレシピは、考案店舗でメニュー提供しているほか、ＨＰ内では手順などを詳しく紹介している。手軽においしく野菜を摂取する方法として、多くの市民に活用してほしい」と話している。