【新ひだか】管内７町の町長や町議会議長らで構成する日高総合開発期成会（会長・鳴海修司新冠町長）の令和４年度定期総会が７日、町公民館で開かれ、５年度の日高地方の総合開発に関する提案・要望などを決めた。欠員による役員の選任では、佐々木孝雄浦河町議会議長を副会長に選任した。

　開会で鳴海会長は、新型コロナの感染拡大防止対策や赤潮の漁業被害対策など管内の諸課題について触れ、「静内～東静内間８㌔が新規事業化として決定された。日高自動車道の果たす役割りは多岐にわたっており、一日も早い全線開通を今後も関係団体と連携を図りながら各方面へ強く訴えていく。要望・提案書に重点項目として記載の事項の実現に向けて国や北海道へ粘り強く要請活動を実施していきたい」などとあいさつした。

　４年度は、日高ブランドの構築を図り、活力ある地域づくりを推進するため、災害に強く安全で安心して暮らせるまちづくりをはじめ、地域特性を活かした農業・林業・水産業の振興とその資源を活用した食観光や体験観光づくり、また、自然と共生する豊かで良好な環境の保全や住み良い生活環境の整備、特色ある地域文化の創造、安心して生活できる地域医療体制の環境づくりなどの実現、さらに高規格道路「日高自動車道」を核とした道路網の整備を推進するため、日高振興局並びに各関係機関、諸団体と一層緊密な連携を図り、理事会や定期総会など会議の開催や、５年度の国費・道費予算確保など要請活動、日高振興局をはじめとした関係機関・団体などとの連絡調整を実施していく。