「中央町に興味持って」 たのしまさる会議、市民団体として再出発【室蘭】
室蘭市中央町のオープンスペースを活用してイベントを企画・運営してきた「中央町たのしまさる会議」が、市民団体として新たに活動を開始した。小澤悠代表(26)は「街の資源を発信し、再利用することで、これからも住み続けたいという人や中央町に興味を持ってもらえる人を増やしたい」と抱負を話している。
同会議は、官民連携で市有地の活用方法を模索。昨年7月から今年3月にかけて、中央町1の旧大辻医院跡に「たのしま横丁」を開設し、飲食店の出店や音楽ライブなど、さまざまなイベントを開催してきた。
3月でプロジェクトは終了したが、市民有志が組織の継続に向けて準備を進め、4月1日に室蘭市市民活動センターに登録。市民団体として再出発した。
7日に蘭西ギャラリーで初会合が開かれ、事業者や市議、市職員、大学教授らメンバー11人が今後の活動スケジュールなどを確認。22日から中央町のオープンスペースや空き物件などを再利用できるか、調査を開始する。9月までに利用可能なスペースでのイベント開催を目指す。
このほか、6~11月まで月1回、小公園と旧たのしま横丁でイベントを企画・運営するほか、室蘭港まつりやムロランアートプロジェクトとのコラボイベントなども行う予定だ。
小澤代表は「イベント開催は、あくまでもまちおこしの手段の一つ。いろんな人にオープンスペースなどの活用方法に興味を持っていただき、利活用に向けて一緒にマネジメントしていきたい」と話している。
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