北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

ホッキ丸ごと具材に カレーとシチュー新発売 マルトマ苫小牧卸売オリジナル商品開発

マルトマ苫小牧卸売(西田浩一社長)が水揚げ日本一を誇る苫小牧産ホッキをアピールしようと、レトルトのカレーとシチューを商品化し発売した。軟らかな食感のホッキをふんだんに使い、具材の野菜はすべて道産品に限定。市内のイオンやマックスバリュ各店、ぷらっとみなと市場などで販売しており、西田社長は「全道、全国に販路を拡大したい」と意気込む。

自社製品のホッキカレーとシチューをPRする西田社長

 同社は昨年10月から苫小牧市公設地方卸売市場・水産物部の指定管理者を担っている。2020年6月の改正卸売市場法施行により、卸売業が市場外の第三者に販売できる規制緩和が行われたことを踏まえ、21年度に商品開発を進めた。市樽前のマルゼン食品(三小田和宏社長)から苫小牧産ホッキを仕入れ、ベル食品(札幌市)に製造を委託。「プレミアムマルトマ市場のほっきカレー」「同シチュー」のレトルトパウチ2商品を完成させた。

 具材のホッキの量は、カレーは容量230グラムに対し50グラム、シチューは容量250グラムに対し45グラム。ホッキは貝柱、ひもなどを丸ごと使い、軟らかい食感を維持するため、ボイル時間など工夫を重ねた。三小田社長は「鮮度と品質を大事に下処理した」と説明し、苫小牧産ホッキ使用のレトルトパウチ食品としては初の商品化となったシチューも「漁師が普通に食べるソウルフードだが、今までにない画期的な商品」と胸を張る。

 万人受けするようスパイスを控え、タマネギ、ニンジン、ジャガイモなど野菜類は道産品。カレーは4月28日付で道の道産食品にも登録され、西田社長は「シチューもルウの原料以外は道産品」とアピールする。年間売り上げ目標はカレーが3万箱以上、シチューは1万5000箱。希望小売価格は1箱1000円以上で、4月27日から市内外16店舗で販売している。

 「値段は高くなったが、原料にこだわった。これだけふんだんに苫小牧産ホッキを使った商品は他にない。自宅用はもちろん、お土産やギフトにも使ってほしい」と期待している。

 賞味期限はカレーが1年3カ月、シチューが1年。

関連記事

釧路新聞

音別で春見頃 キャンプ場で一斉に桜開花【釧路市】

 釧路市音別町の憩いの森キャンプ場で、桜が見頃を迎えている。  今年の桜は昨年に比べ1日遅い4月26日に開花したが、気温が高い状態が続いたことから一気に花開いている。管理人の女性によると遅咲きの...

釧路新聞

根室空襲の真実語る ねむろ「九条の会」が講演会【根室】

 【根室】憲法記念日の3日、ねむろ「九条の会」は講演会「さまよう東裕丸~根室空襲の知られざる真実~」を市総合文化会館で開いた。米軍機による攻撃で沈没した軍の徴用船「東裕丸」(1255㌧)乗船者の遺...

苫小牧民報

二胡奏者の福本さん、市内カフェで体験会実施中 苫小牧

中国の伝統楽器二胡の奏者で札幌市を拠点に活動する福本ゆめさんは、苫小牧市弥生町のカフェ「ティーテラス槻(つき)」で二胡の体験会を開いている。6月には市内で演奏会を企画するほか、9月の音楽イベントで...

苫小牧民報

町制施行70周年でふるさと昔話制作アイヌ民族ゆかりの物語をアニメに 白老

白老町の町制施行70周年記念事業の一環で、アイヌ民族ゆかりの物語3作品がアニメーションにされ、今秋、BSテレビの番組で全国放送される。事業を進めるのは「白老ふるさと昔話制作事業」実行委員会。実行委...

十勝毎日新聞

「ひでちゃん」古希も挑戦 昼も営業開始 北の屋台経て20年【足寄】

 足寄町内の飲食店「北の大地 ひでちゃん」(南2、阿部ひで子店主)が4月27日、これまでの夕方以降の営業に加え、ランチ営業も始めた。足寄産の馬肉を使った名物「大トロ馬肉のうまか丼」のほか、ラワンブ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス