池田佑唯さんが道代表に選出【浦河】
7月に東京都で開催される第46回全国高等学校総合文化祭とうきょう総文2022の写真部門に浦河高校写真部3年生、池田佑唯さん(17)の作品が北海道代表として選出された。池田さんと顧問の石川大朗教諭が4月28日、役場庁舎を表敬訪問し、松田有宏副町長と浅野浩嗣教育長に作品へ込めた思いや全国大会参加への意気込みを述べた。
全国高等学校総合文化祭とうきょう総文は、高校生が各種芸術文化活動を全国的な規模で発表し、芸術文化活動への意欲や創造性を育み、生徒相互の交流・親睦を図る高校生の芸術文化の祭典。演劇や合唱など規定19部門のほか、茶道などの協賛4部門と国際交流などが行われる。池田さんが参加する写真部門は、東京都上野の東京都美術館を会場に7月31日から8月4日までの期間で実施する。
池田さんの作品のタイトルは「必殺仕事人」。昨年7月に荻伏の浜でコンブ漁の様子を撮影したもの。背景の海と漁師が着ているオレンジ色の作業服とのコントラストが印象的で、太陽の光や風を受けて海から引き揚げられたコンブが輝きを放ち躍動感が伝わってくる。
作品は、昨年9月に苫小牧支部大会で最優秀賞を獲得し、翌10月に行われた全道大会では、出場した1・2年生の作品の中から全国推薦作品10作品の1つとして選出された。浦河高校写真部の全国大会出場は3年ぶり3回目。
浦河町役場を訪れた池田さんは、出品作品を手に「コンブが巻き上がっている様子と仕事をしている漁師さんの力強い姿から作品のタイトルを必殺仕事人に決めた。写真の構図や色合い、タイトルにもこだわった渾身の一枚です」と紹介。全国大会への参加については「コロナ禍で大会参加が叶うかはわからないが、写真を撮影する講習会やセミナーがあるので、ぜひ参加して楽しんできたい」と意気込んだ。
松田副町長は「浦河らしい題材の写真で全国大会出場は町としてもうれしい。この写真を多くの人に見てもらいたい」と述べ、浅野教育長は「全国大会に参加し、色々なことを経験して、挑戦するエネルギーをもらってきてほしい」とエールを送った。
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