これからも活躍を期待【新ひだか】
【新ひだか】1日の中央競馬の第165回天皇賞・春(GⅠ、芝3200㍍)で、町内静内目名の岡田スタッド(岡田牧雄社長)の生産馬タイトルホルダー(牡4歳)が7馬身差で逃げ切って圧勝し、昨年の菊花賞に続くGⅠ優勝2勝目を手にした。レース後は、牧場事務所に関係者らが駆け付けスタッフとともに万歳で勝利を祝った。
同牧場は1972年、先代の岡田蔚男さんにより岡田蔚男牧場として開設され、84年に岡田牧雄社長が経営を引き継いだ際に「岡田スタッド」と改称。以後生産だけでなく、育成にも力を入れ規模を拡大、11年に分場として日高町にオカダスタッド、新ひだか町にノルマンディーファームを有し、スタッフ約100人。生産馬の07年GⅠ有馬記念優勝馬マツリダゴッホをはじめ多数の活躍馬を輩出している。
この日、牧場では、従業員らが事務所テレビでレースを観戦し、ゴールの瞬間は歓喜の声を上げ喜びをかみしめた。
タイトルホルダーの幼少期を知る従業員の八木沢充貴(やぎさわ・みちたか)さん(41)は「スタートも上手くいって、馬が成長し乗り手のいう事を聞きマイペースでまっすぐ走れるようになった」と勝因を語り、「子どもの頃は、たわむれて何回も噛まれたりと可愛い一面もあった。この先も期待したい」と話した。
レース後は、牧場事務所委に大野克之町長やJAしずない代表理事の西村和夫副組合長ほか、牧場関係者らが駆け付け祝福。大野町長は「昨年の菊花賞に続きうれしい。これからも活躍を期待したい」、西村副組合長は「新ひだか町の馬がG1を優勝し、町内だけでなく管内のほかの牧場の励みになる」と喜んだ。
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