北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

畑作5戸が会社設立 「十勝六花フィールド」始動【池田】

 池田町大森地区の畑作農家ら6人が出資して株式会社「十勝六花フィールド」を設立した。JA十勝池田町によると、畑作における複数戸法人は町内でも例がない。労働力不足を補いながら耕地面積を拡大し、後継者の育成も視野に農業の新たな可能性を切り開いていく。

十勝六花フィールドの構成員とその家族ら。前列中央が代表の丸山さん

 構成員のうち5人は農家経営者で、代表の丸山隆さん(59)=3代目=、副代表の吉田岳大さん(45)=5代目=、取締役の中村洋志さん(47)=4代目=、機械担当の齋藤源嗣さん(61)=同=、資材担当の中村仲宏さん(61)=3代目=と、3月末まで同JA営農部の職員で、総務担当の野口学さん(43)を加えた6人で構成する。

 法人登記は昨年11月で、資本金は900万円。社名については、6という人数と個々人が花びらのようにつながりを深められることを願って六花と表現し、若者の農業への関心の醸成や人材育成の場となるようにフィールドと名付けた。

 個々の農家では家族経営を主体に小麦やビート、豆類を主に栽培。農家によってはこの3品目に加えて山ワサビなどの栽培や林業も手掛けるため、人手が足りない場合、機械や資材が必要となる時に助け合い、地域農業を維持していく。

 また、同地区の離農者の畑8ヘクタールを購入するなどして現在の耕地面積は175ヘクタールに上る。今後も離農者が所有する畑や遊休農地の買い取り、あるいは借りて面積を広げつつ、後継者への事業継承や雇用環境を整えて人材確保につなげる。

 22日に町大森221で事務所開きを行い、構成員6人と家族、従業員の計13人が地域農業の発展を祈願した。神事の後、丸山さんは「六次化の推進など多種多様な形で地域を盛り上げ、トップランナーとして池田の農業を引っ張っていきたい」と話していた。

関連記事

十勝毎日新聞

馬車旅 足湯でポカポカ 市内一日限定【帯広】

 「モール温泉の足湯馬車」が1日、帯広市内の帯広競馬場とふく井ホテル間を特別運行した。1年ぶりの足湯馬車には、往復各1家族が乗車。足湯で温まりながら、中心市街地や住宅街の街並みをゆっくりと眺めて...

十勝毎日新聞

3市町 当たりくじ均等に 年末大売出し【帯広】

 帯広市、音更と幕別2町による初の広域開催となった「とかち年末大売出し2024」の抽選開始(14日)を前に、帯広商工会議所(帯商)などは3日、1等などの当たりくじの組み合わせ作業を市内の帯広経済...

十勝毎日新聞

道の駅 ピアノお目覚め 休憩スペースに設置【本別】

 本別町内の「道の駅ステラ★ほんべつ」(北3)の休憩スペースにアップライトピアノが設置され、11月30日に調律師が作業を行った。誰でも自由に弾ける「ストリートピアノ」として活用される。  今回のピ...

室蘭民報

満天花火試験打ち上げ、室蘭工場夜景との共演確認 実行委、来年9月に向け【..

 室蘭市香川町の室蘭岳山麓総合公園(だんパラ公園)を会場(予定)に、3万発超の花火を打ち上げるイベント「室蘭満天花火」実行委員会(実行委員長・上村正人電材重機代表取締役社長)は2日夜、同公園で打...

室蘭民報

空かける「とば号」 のぼりべつクマ牧場【登別】

 のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)のロープウエー(全長1・26キロ)で2日、サケトバ作りを行う貨物用ゴンドラ「とば号」の運行が始まった。道産秋サケ約20本が逆さにつるされ、寒風にさらされな...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス