【新冠】５月５日の「こどもの日」を前に、町商工会青年部（西村修司部長、部員20人）は21日、町内東町の認定こども園ド・レ・ミ（土井牧子園長、園児１４５人）の道路沿いに約60匹のこいのぼりを設置した。

　毎年商工会青年部が、商工会へ寄贈されたこいのぼりを使用して行っている事業。２００７年（平成19年）から西泊津の新冠温泉・ホテルヒルズ前とホテルに通じる道路沿いに取り付けていたが、「子どもたちや町民に楽しんでもらいたい」と数年前からド・レ・ミの道路沿いに場所を変更。

　商工会女性部が手作りしたこいのぼりの型に、３～５歳の園児たちの手形やさまざまな模様を描き彩り鮮やかなこいのぼりが風に泳いだ。この日は、青年部員と女性部員約20人が参加して大小さまざまな色のこいのぼりを高さ３㍍ほどに設置した。

　最後に、青年部の看板やのぼりをつけ作業を完了。寄付されたものの中には、子どもたちに人気の「ポケモン」柄などもあり、空に舞うこいのぼりは道行く人の目を楽しませている。

　後藤伸介副部長（33）は「青年部は毎年子どもたちにイベントを開催しているが、コロナ禍できる事が限られてしまっている。こいのぼりを見て皆に元気になってほしい。ここは地域の子どもたちが集まる場所なので楽しんでもらえたら」と話し、土井園長は「毎年本当に感謝している。子どもたちも楽しみにしていて、たくさんのこいのぼりを見て元気をもらっている」と礼を述べた。こいのぼりは５月９日まで設置する。

　青年部では、活動を認知してくれている人も多くなり、こいのぼりの寄付も町内外から少しずつ増えてきているが、傷みやすく使わなくなったものがあれば商工会へ寄贈を呼び掛けている。

１時間かけて約60匹のこいのぼりを設置した参加者たち