北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

ショパン国際ピアノコンクール 苫小牧の4人が好成績

苫小牧市在住の幼稚園児と小中学生の4人が、昨年10月から今年2月にかけて行われた「第23回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA」(組織委員会主催)で好成績を収めた。それぞれ賞状やメダルを手に受賞を喜びつつ、さらなる飛躍を誓っている。

メダルと賞状を手にする(右から)中村君、後藤さん、鯉渕さん、鈴木さん

 今回のコンクールは新型コロナウイルス流行を踏まえ、地区大会、全国大会を経て生演奏を披露する通常のアジア大会(1月)と、動画投稿サイト「ユーチューブ」を使ったオンライン大会(2月)の2本立てで行われた。

 駒沢苫小牧幼稚園年長の中村成汰君(6)はルジツキ「チロルのワルツ」を演奏し、アジア大会幼児部門で金賞を受賞。「親指の音を強くしないよう気を付けた」と振り返る。年少の時からピアノに触れ、全国大会での受賞歴を持つが「(アジア大会)金賞はとてもうれしい」と喜ぶ。

 苫小牧拓勇小4年の後藤咲希さん(10)はアジア大会小学3、4年生部門で銀賞、オンライン大会の同部門で銅賞のダブル受賞。演奏したショパンの「ワルツ作品69―2 遺作」について「悲しげな部分、明るい部分がある曲で、場面転換を意識した」と話す。メダルを手に「もっと体全体で音を表現できるようになりたい」と意欲を見せた。

 苫小牧北星小6年の鯉渕栞朱さん(12)は、アジア大会小学5・6年生部門で奨励賞を獲得。シマノフスカ「ポーランド舞曲ロ短調」を披露したが「緊張してテンポが速くなってしまい、悔しい。ピアノ教室の先生に言われたことを意識しながら、次のコンクールでも入賞したい」と述べた。

 立命館慶祥中(江別市)1年の鈴木愛子さん(14)=苫小牧市ウトナイ南在住=は、オンライン大会で銅賞。ショパン「ボレロ」「エチュード25―2」の2曲を演奏し「受賞はうれしいが、演奏時間が長い分、体力面などからミスが出てしまった」と悔しそう。「曲の魅力は出せたと思うので、今後も練習を続け最大限の力を出したい」と話した。

 このほか、コンクールでは中村君を指導する市内高丘「そのだピアノ教室」の園田佳子さんが幼児指導者賞を受賞した。

関連記事

十勝毎日新聞

「菖蒲湯」身清め香りで邪気払い 端午の節句で自由ケ丘温泉【帯広】

 帯広市内の自由ケ丘温泉(自由が丘4、鳥谷繁樹代表)で5日、端午の節句に合わせて「菖蒲(しょうぶ)湯」が登場し、入浴客を楽しませた。  中国では厄払いや薬草としてショウブを湯に入れる風習があ...

十勝毎日新聞

日本の文化、神社で体験 外国人対象にモニターツアー【浦幌】

 浦幌神社(背古宗敬宮司)は今年度から、インバウンド向けの日本文化体験ツアーを行う。4月20、21の両日には「外国人日本文化体験モニターツアー」を同神社などで実施。参加者が神道体験など多彩なメニュ...

十勝毎日新聞

エスコンで町の魅力発信へ 10~12日PRブース【幕別】

 幕別町観光物産協会(事務局・幕別町)は10~12の3日間、プロ野球北海道日本ハムファイターズの公式戦が行われるエスコンフィールド北海道(北広島市)に幕別町のPRブースを出展する。  球団が...

函館新聞

こいのぼり150匹風に泳ぐ 函館・湯の沢神社【函館】

 5日は「こどもの日」―。函館市滝沢町の湯の沢神社では、今年も約150匹のこいのぼりが風に泳ぎ、多くの親子連れらを楽しませている。5日まで。  同神社総代の建設業、西尾次雄さん(76)が201...

函館新聞

笑顔あふれる人形が歓迎 宮竹さん8日から6年ぶり作品展【函館】

 旭川在住の人形作家、宮竹真澄さん(74)による作品展「心のふる里人形展」が8日から函館市地域交流まちづくりセンターで開かれる。函館では2018年以来通算4回目。近作を含む50作品(150体)の...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス