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函館新聞

なっきさん作「カックー」が縄文PRに活躍 グッズ多彩に【函館】

カックーの認知度が高まっているようでうれしいと話す、なっきさん

 函館市のイラストレーター、なっき45さん=本名・岩川梨紗さん=(34)が生み出した、縄文DOHNANプロジェクトのオリジナルキャラクター「カックー」が、昨夏に世界文化遺産登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」のPRに一役買っている。グッズは50種を超え、道南の市町や企業に設置するご当地パネルも着々と増加、縄文の歴史を紹介する紙芝居にも採用され、認知度も高まった。なっきさんは「長く愛される存在になってくれれば」と期待する。

 なっきさんは、函館市出身。幼少期から絵を描くことが好きで、高校卒業後は自作の漫画製作のほか、イラストレーターとしても活動し、広告媒体や個人依頼などを請け負う。

 縄文PRに力を入れる同プロジェクトの山田かおり代表とは知り合いで、プロジェクト立ち上げ当時からメンバーに加入。市内のイベント準備の際に山田代表から中空土偶を模したキャラクターを依頼され、わずか数分で描き上げたのが「カックー」だった。

 現在は友達キャラクターとして「カメちゃん」「トーヤくん」も誕生した。当初はラインスタンプから始まり、Tシャツやトートバッグ、珍味のパッケージなど多彩なグッズを展開。各市町の名物とコラボレーションした「ご当地カックー」のパネルも人気で、多言語化されている紙芝居も、縄文の魅力周知に一役買っている。

 すぐに採用されると思っていなかったといい、「もう少し時間を掛ければよかったと思うこともあるが、子どもにも受け入れやすいよう工夫はした」と振り返る。SNS上でも反応が良いといい「応援してくれる人たちの存在がありがたい」と笑顔。新型コロナウイルス感染拡大の影響で目立ったPRができない中、なっきさんは「自分も縄文を知って作品の幅が広がった。少しでもカックーがきっかけになって縄文を知ってもらえればうれしい」と話す。

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