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苫小牧民報

ジェンダーにまつわる川柳コンテスト―苫小牧市 「それ普通  誰が決めたの その普通」

苫小牧市が昨年12月から今年1月にかけて市民を対象に作品を募集した「ジェンダーにまつわる川柳コンテスト」で、雅号・マダムゴリラさんの「それ普通 誰が決めたの その普通」が大賞に選ばれた。応募総数は336点。ジェンダーについて日頃感じていることを、ユーモアを交えつつ鋭く表現した力作が集まった。入賞作品6点と応募作品の一部は3月4日まで、市役所1階ロビーで展示中。

市役所1階ロビーに展示されている川柳作品

 川柳コンテストは、性別に対する思い込みや無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)、家事や育児などの役割分担、LGBTをはじめとする性的少数者といったジェンダーを取り巻くさまざまな課題や視点について気付いたり、考えたりする機会として初めて企画。小中学校を通して児童生徒にもチラシを配り、広く市民に応募を呼び掛けた。

 市男女平等参画審議会の委員ら9人が審査員となり、2月上旬に審査を実施。大賞1点の他、「『君が好き』想いに性の壁はない」「家事育児 休みはないよ時給なし」「何するな らしさを求める大人いや」など5点の佳作を選出した。

 市協働・男女平等参画室によると、審査員からは「日常の中にまだ無意識の偏見が隠れていることを改めて実感した」「こうした企画がジェンダーギャップ解消の手掛かりになれば」などの感想が寄せられたという。

 市役所には、入賞作品のほか、約60点の川柳を展示中。「手伝うよ あなたの子どものオムツ替え」「男子だけ ロン毛ダメなの おかしくね?」など鋭い視点で切り込んでいたり、「ギャグ言います ジェンダー平等 じぇんじぇんだー(笑)」「お茶汲(く)みは男も女も し茶いなよ」などクスッと笑える内容だったりと多彩で「我慢して過ごす人生 誰のため」といった考えさせられる作品も。

 同室の担当者は「幅広い年代から、さまざまな視点の作品が集まった。市役所を訪れた際はぜひ、川柳を目に留めてほしい」とアピールしている。

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