【日高】町パークゴルフ場は、冬期間閉鎖しているため、町内緑町にある個人の土地を利用してパークゴルフ協会員らがプレーを楽しんでいる。

　土地の所有者は、佐々木淑五（よしゆき）さん。佐々木さんは、酪農業を引退し、牧草地にポニーを飼っていたが、体調を崩し入退院を繰り返していたため、ポニーを飼えなくなり遊休地となっていた土地をパークゴルフ場として個人利用している。佐々木さんもパークゴルフ愛好者の１人で、パークゴルフ仲間からの要望に応えて、昨年12月から開放した。

　「ささき農園パークゴルフ場」として、冬期シーズン（12月１日から３月31日）開放。コースは全18ホール、全長８４０㍍、（Ａコース33ホール、Ｂコース33ホールの計66ホール）。ホールによってはコース間が接近、交差する箇所があるため、安全に注意してプレーするなどの約束事を決めている。さらに冬期間に月例大会（12～３月）も行われている。今年は雪が多く、除雪も一苦労という佐々木さんは、仲間たちのために除雪も行っている。

　コース維持管理のため、１回（１日）１００円。シーズンを通して利用する人は１シーズン１０００円の利用料金がかかる。

　世話人をしている花岡秀行さんは、「シーズン利用会員は47人ほど。“ささき農園パークゴルフ場”のルールを決めてみんなで楽しんでいる。町のパークゴルフ場は冬期間閉鎖されているため運動不足になりがち。一般的なパークゴルフ場はアップダウンがあるが、牧草地なので平坦。それでも冬場にパークゴルフを楽しめるだけありがたい」と話し、北野清子さんは、「楽しくみんなでプレーしている。冬期間は、二風谷のコースまで通っていた。ここは自宅から近いので魅力的。佐々木さんのご厚意に感謝します」と話した。

　月例大会も近いこともあり、午後から会員たち15人ほどが和気あいあいプレーを楽しんでいた。

除雪されたコースでプレーを楽しむ会員たち