牛乳消費を呼び掛ける町のＰＲ動画

　広尾町は生乳消費拡大策の一環として牛乳・乳製品のオリジナルＰＲ動画を制作、ユーチューブで配信している。ホルスタイン柄の衣装に身を包んだ女性職員が「牛乳、なまらうめー」と呼び掛ける内容で、村瀬優町長も出演し、おいしそうに牛乳を飲み干している。

　国内では新型コロナウイルスのまん延に伴う外食産業の停滞に加え学校給食が停止する冬休みを前に、生乳がだぶつく事態に。関係機関の調整で廃棄という最悪の事態は回避したが、学校が春休みになる３月に向けて予断を許さない状況が続いている。

　「みんなで牛乳チャレンジ」と題した１分４７秒の動画は、農林課が中心となって企画、２日に収録を行い、３日から配信を開始した。生乳を取り巻く現状や廃棄の危機を訴え、「毎日、牛乳をモー１杯」とアピールしている。

　出演した４人の女性職員は「酪農家の頑張る思いを伝えたい」などと語り、牛乳で乾杯。村瀬町長も牛の衣装を身に着けて登場し、「牛乳チャレンジ」を発信している。

　農林課は「酪農は漁業と並ぶ地元産業の中心。（学校が春休みを迎える）年度末に向けて第２、第３弾の動画を企画して配信したい」としている。閲覧はユーチューブの「広尾町公式チャンネル」から。

　町内ではＪＡひろお（鯖江雅浩組合長）も牛乳・乳製品のＰＲ動画をＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）上で配信している。

村瀬町長も牛の衣装で出演