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日高報知新聞

浦河高校写真部が撮影【浦河】

 浦河町外に広く町の魅力を発信するため、町と浦河高校が連携して日本郵便が提供するサービス「オリジナルフレーム切手」を制作し、24日から販売開始したことを記念して同日、町役場で運用開始記念贈呈式が開かれた。

 オリジナルフレーム切手制作は、2015年(平成27年)3月に締結した「浦河高校との包括連携に基づく事業」の一環の取り組みで、切手に使用する写真と、切手の販売を記念して作成した「小型記念日付印」(町内5郵便局で12月31日までの期間限定実施の押印サービス)のデザインは浦河高校写真部が制作した。

 昨年1月、同高写真部から町に提案があり、同年4月から7月にかけて、桜並木やオバケ桜、昆布漁など町内をくまなく周って写真撮影。撮影した写真素材を基に小型印のデザインを制作。8月に町から日本郵便へ申請し、写真部とともにデザインの校正作業を繰り返し、今年1月24日運用開始に至った。

 浦河高校写真部(部員43人)は2015年に「写真同好会」として設立し、17年に写真部に昇格。個々の技術力を磨きながら「撮りたいものを撮る」をコンセプトにその一瞬をとらえ、町の魅力をはじめ数多くの作品を手掛けるほか、写真コンテストにも積極的に出展し、優秀な成績を収めている。

 運用開始記念贈呈式には、町側は池田拓町長と浅野浩嗣教育長。浦河高校から坂本浩哉校長と写真部顧問の石川大朗教諭、小林愛花(まなか)部長(2年次生)、加藤沙季さん(3年次生)が出席。郵便局側は高松寿光三石郵便局長、浦宏忠西舎郵便局長、小野寺利弘浦河堺町郵便局長、長谷川雅一荻伏郵便局長、浅野豊野深郵便局長の5人が訪問した。

 開会で高松三石郵便局長は「私の母校・浦河高校の写真部が作製したことがうれしい。地域に役立てれるように取り組んでいくので、ご協力よろしくお願いします」と話し、池田町長は「町と高校が連携すること自体が珍しい取り組み。写真部皆さんの視点で撮った写真が切手になった。全国へ発信するものになってほしい」と期待した。

 フレーム切手を高松局長から受け取った小林部長は「とてもよくできていてうれしい。浦河の魅力的なところを撮った。この切手を通して浦河の魅力が発信できたら」と完成を喜んでいた。

 オリジナルフレーム切手は700シート限定販売で、1シート1330円(税込み)。日高管内郵便局を含む道内52の郵便局と郵便局ネットショップで販売中。郵便局によると道内のいろいろなところから問い合わせが相次いでおり、すでに約100シートが売れているという。

オリジナルフレーム切手の撮影をした浦河高写真部の小林部長(右から4人目)と加藤さん(同3人目)

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