チラシを手に来場を呼び掛ける坂本参事（左）と職員

釧路市東部漁業協同組合（市大川町１）は２５日午前１０時から正午まで、同漁協１階の荷さばき場で約５年ぶりに「土曜市」を開催する。同漁協の坂本道臣参事は「釧路の前浜で捕れた旬の魚をぜひ味わってほしい」と来場を呼び掛けている。

　同漁協では２０１６年まで毎週土曜に同イベントを開催していたが、職員減少などの理由で中止に。現在は同漁協職員や青年部などが共同で、第２、４土曜に買い物が不便な白樺地域で出張販売などを行っている。

　市民から土曜市の再開を求める声もあり、青年部の協力も得られたことから、約５年ぶりに開催を決定。当日は、年末の食卓に欠かせないカニやタコ、カズノコ、イクラ、タラコをはじめ、旬のババガレイなどを特別価格で販売するほか、殻付きのホッキを１袋１０００円で提供する。

　坂本参事は「過去に来てくれていたお客さまも、初めてのお客さまも満足できるように準備している。一日限りの再開だが、これを機に定期的な開催を目指していきたい」と話していた。 　当日は、釧路水産加工振興協議会も共同で販売を行う。問い合わせは同漁協０１５４（４１）５２１１へ。