道南初の介助犬、来年5月引退へ 「ホビット」7年間田畑さんサポート【函館】
2014年から道南初の介助犬として活動している「ホビット」(雄、10歳)が来年5月に定年を迎え、引退する。函館市千代台町で車いす生活を送るユーザーの田畑つかささん(31)は「引退後はゆっくり余生を過ごしてほしい」とパートナーをねぎらい、引退するまで1日1日を大切に過ごしている。
ホビットはラブラトールレトリバーとゴールデンレトリバーのハーフ犬。1歳だった2013年に介助犬としての訓練を受け、14年2月から田畑さんのパートナーを務めている。
ホビットの任務は落とした物を拾ったり靴を脱がせたりするほか、手の届かない物を持ってきて渡すなど、田畑さんの手足の代わりとなって日常生活の行動をサポートする。
田畑さんはホビットをパートナーに迎えたことをきっかけに外出機会が増え、飛行機や電車に乗って東京や大阪などにも積極的に旅行し、イベントにも参加した。定職に就くこともでき、自立した生活を送っている。
介助犬の定年は10歳とされ、ホビットの任期は11歳の誕生日前日の5月8日まで。引退後は家庭犬として田畑さん宅で余生を過ごす予定だ。
田畑さんは「ホビットのおかげで気持ちが前向きになり、人生が変わった。精神的な支えになってくれた」と、感謝の思いを口にする。熟慮の末、新たな介助犬を持たないで生活する道を選び、「介助犬の助けがなくても自立した生活を送ることがホビットへの恩返しだと思っている」と決意を固めている。
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