小学生にアドバイスを送る（左から）杉浦選手、菅選手、折茂社長

　日本航空北海道地区、サッポロビール北海道本社など３社は１９日、サン・リフレ函館で北海道日本ハムファイターズ、北海道コンサドーレ札幌、レバンガ北海道の３球団の選手、関係者を招いたジュニアスポーツトークショーを開いた。午前、午後の２部構成で計９２人の小学生と保護者が参加し、選手らと触れ合った。

　３球団のスポンサーである３社が、普段スポーツ観戦をする機会の少ない札幌近郊以外の子どもたちに３競技の魅力に触れてもらおうと、２０１７年から体験教室を開催している。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となったが、今年はコロナ禍でも開催できるトークショーを企画し、ファイターズから杉浦稔大投手、コンサドーレからＦＷ菅大輝選手、レバンガから折茂武彦社長が参加した。

　トークショーでは３人の小学生時代の話題になり、競技を始めたきっかけなどを紹介。会場の小学生に向けて、杉浦投手は「好きなことに全力で取り組んでほしい。全力の先に新たな課題がある」、菅選手は「いろいろとチャレンジすることが大事」、折茂社長は「みんなに必ずチャンスはあるので、自分は才能がないとは思わず努力して」とアドバイスを送った。

　質問コーナーでは「試合前に何を食べるか」との問いに、杉浦投手は「先発のときは消化に良いうどんなど、リリーフになってからは脂っこいものを控えつつバランスの良い食事」、菅選手は「うどんときな粉餅」、折茂社長は「雑煮」と答えた。終了後は、サイン入りグッズが当たる抽選会や写真撮影会で交流を深めた。