宮戸小22年度で閉校 鵡川中央小と統合へ 少子化で児童数減少 むかわ
むかわ町教育委員会は、町立の宮戸小学校を2022年度限りで閉校し、23年度から鵡川中央小学校に統合する考えを明らかにした。15日に開かれた町議会全員協議会で説明。少子化などの影響が背景にあり、町教委は来年1月の教育委員会に関連議案を提出する。
町教委によると、同校は1907(明治40)年に鵡川尋常小学校井目戸分教場として創設。その後、度重なる校名変更を経て、52年に現在の宮戸280に校舎を移転改築し、2年後に宮戸小として独立、長い歴史を刻んできた。
しかし、少子化の影響でここ数年の全校児童数は減少傾向にある。現在は1~6年生合わせて14人。来春は、3月に現6年生4人が卒業する一方で、4月に入学を予定する新1年生がゼロとなっており、その後の全校児童数は10人以下で推移することが見込まれることから、学校間格差の解消を図るため、決断に至った。鵡川中央小と宮戸小に関しては双方の区域外就学を認めており、今年度は宮戸小の校区から6人が鵡川中央小に通っている。
町教委では昨年末から説明会を開き、今後見込まれる児童数の推移などを保護者や自治会に伝えている。閉校を惜しむ声もあったが、総じて「現状ではやむを得ない」と同意を得たという。
町内で閉校した小学校には、2009年の稲里小と和泉小、10年の生田小、17年の仁和小、18年の富内小がある。
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