函館の古地図・古写真見比べて カレンダー発行記念しポスター展【函館】
函館の幕末から戦後にかけての100年間に製作・撮影された、函館古地図や古写真を使用し、1日に発売された「函館古地図・古写真複製カレンダー2022」の発行記念ポスター展が、函館国際ホテルのギャラリーカリヨンで開かれている。21日まで。
同カレンダーは2008年から16年にかけて発行されていた「函館古地図・古写真複製カレンダー」を踏襲するもので、17年に解散した有限会社ビットアンドインク社長でNHKの「ブラタモリ」案内人も務めた故星野裕さんが中心となり発行していたもの。今回、当時同社の社員として勤務していた仙石智義さん(39)が、星野さんの没後5年と、カレンダーにも収録されている写真を撮影した函館の写真師田本研造の没後110年が重なったことを機に企画。フリーライターで「ものかき工房」代表の高山潤さんが生前星野さんと話した内容を基に図版の解説を行っている。
同ホテル売店で同カレンダーを販売することがきっかけで実現。展示されているポスターは、08年から12年にカレンダーと並行して4枚組1000円で販売されていたポスター7点。明治期の写真や鳥瞰図など今回のカレンダーに収録されたもののほか、未収録の小島左近作「蝦夷島全図」なども展示されている。
仙石さんは「ポスターはもう販売を終了しているため、ここでしか見られないものも。今年のカレンダーに関連しているものも多いので、ぜひ見比べてみて」と来場を呼び掛けている。
入場無料。午前9時から午後8時まで。問い合わせは仙石さん(090・1309・3801)へ。
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