【新ひだか】静内ロータリークラブ（不動新作会長、会員63人）は10日、静内田原の二十間道路桜並木沿いにエゾヤマザクラの成木５本を植樹し、町へ寄贈した。

　同クラブを含む北海道西部エリアの国際ロータリー第２５１０地区では、環境保全の取り組みを推進しており、同クラブでは町内に全国的な名所となる二十間道路桜並木があることから、５年前からエゾヤマザクラの成木を植樹し、今年を含め合計20本の寄贈となった。

　十勝管内清水町産のエゾヤマザクラの成木５本（１本あたり約７万５０００円相当）を購入。手配した河原秀幸会員（環境整備公社代表）によると、15年生で高さ４～５㍍、来年の春には花をつけるという。

　並木の日本軽種馬協会静内種馬場入口付近で事前に植樹の準備作業を行い、最後の仕上げに会員や大野克之町長ら約30人が参加し、スコップを使って根元に土かけ作業を行った。

　不動会長は「このすばらしい桜並木の景観を町外の多くの人に見て楽しんでもらいたい。老木化や害虫被害のサクラもあり、これからもサクラの寄贈を継続していきたい」とあいさつ。目録を受け取った大野町長は「毎年、サクラを植樹していただき感謝。ほかにも、ロータリークラブは青少年や街づくりのためにいろいろな奉仕活動をしていだきお礼を申し上げたい」と話していた。

植樹したエゾヤマザクラの前で不動会長（右）から目録を受け取った大野町長（左）