ヘルメットが完成し、笑顔で写真に納まる木下選手（右）と若佐さん

みなと小児童に感謝

　試合で着用するヘルメットのデザインを募っていた、日本製鉄室蘭アイスホッケー部「室蘭スティーラーズ」のゴールキーパー・木下侑亮選手（大和工業）は１１日、室蘭みなと小（佐々木秀人校長、４５５人）を訪れ、デザインの採用が決まった児童に感謝を伝え記念品を手渡した。

　応募は市内７校の約１００人からあり、やきとりや白鳥大橋など室蘭にちなんだものが多かった。このうち９人のデザインを採用した。

　この日は代表して同校を訪問。デザインが採用された若佐美玖さんは「鉄のまち」にちなみ、さびをイメージ。茶色をヘルメット全体にあしらい、ボルトやビスの跡もデザイン。無骨な印象に仕上げた。

　完成したばかりのヘルメットを手に同校校長室を訪れた木下選手。チームのメンバーからもデザインが好評だったことを伝えた。

　自身のデザインが反映されたヘルメットを見た若佐さんは「格好いい。試合も見たいな」とにっこり。

　企画した木下選手は「子どもたちがリンクに足を運ぶきっかけになれば」と説明。現在はコロナ禍で無観客だが「大人から子どもまで多くの人により愛されるチームにしたい」と話した。