内藤食品から納豆の提供を受けたスティーラーズの横山主将（左）

　室蘭の納豆製造業・内藤食品工業（御前水町、内藤孝幸代表取締役）はこのほど、互いに地元密着を掲げる日本製鉄室蘭アイスホッケー部「室蘭スティーラーズ」に自社製納豆の提供を行った。スティーラーズは、２３日から始まる公式戦に向け、納豆にも負けない粘りでスタートダッシュを狙う。

　内藤食品は、アイスホッケーの本格的なシーズンインを前に選手をサポートできたら－と提供を決めた。提供された納豆は、看板商品の「おらが街納豆」や乳酸菌入りの「だぶるの力納豆」など道産大豆を使った同社の主力商品。

　たんぱく質や食物繊維などの栄養素が豊富な納豆。過度なトレーニングで体に負荷がかかる選手の疲労回復や体づくりにも効果的という。同社の高橋幸恵広報課長は「納豆を食べて頑張ってほしい」と活躍を後押し。また、「おすすめの食べ方をＰＲしてもらえたら」と消費拡大にも期待を寄せた。

　スティーラーズの横山恭也主将（幌清）は「サポートしていただき大変ありがたい。疲労回復にも効果が期待できるのは初めて知りました」と１年間戦える体をつくり、過酷なシーズンを戦い抜く。

　スティーラーズは、３連覇が懸かる道内社会人リーグ「２０２１－２０２２　Ｊアイス・ノース・ディビジョン」のほか、プロチームも参戦する全日本アイスホッケー選手権大会Ａなどでの活躍が期待される。横山主将は「結果で恩返ししたい」と力を込めた。