【新冠】町役場正面ロビーで、認知症に関する「世界アルツハイマーデー」のパネル展示が始まった。緊急事態宣言の延長で９月21日からの予定が遅れ、14日から29日までの開催となった。

　世界アルツハイマーデーは、国際アルツハイマー病協会（ＡＤＩ）が認知症への理解をすすめ、本人や家族への施策の充実を目的に１９９４年９月21日に制定。また９月を世界アルツハイマー月間として世界各国で啓発活動を行っている。

　日本では公益社団法人「認知症の人と家族の会」がポスターやリーフレットを作成のほか、省庁や各地のランドマークを認知症支援のオレンジ色にライトアップしている。　

　新冠町でのアルツハイマーデーの展示は初めて。パネル展示に高齢者サークルで作成した花飾りをつけてブースを設置。また、タブレット端末での認知機能チェックテストも行える。

　町保健福祉課保険福祉グループ介護支援係の高橋昌嗣係長は「世界でこういう啓発活動が行われているのを初めて知る人が多い。町では、一人暮らしの家に訪問し何でも相談しやすい環境づくりと情報提供をしていきたい」と話し、「多くの人に展示を見てもらい認知症について理解してもらえたら」と呼び掛けた。

パネル展示に足を運んだ来場者