200キロ走破に挑戦 トカプチ400の一部走行 「ブルベ」【十勝】
超長距離サイクリングイベント「ブルベ」を企画するオダックスジャパン北海道(札幌)は17日、十勝を舞台に「ブルベ十勝200」を開いた。帯広を発着点に広尾など9市町村、約200キロを走るイベントで、管内外の約30人が完走目指して銀輪を走らせた。
ブルベは、フランスが本部のサイクリング認定イベント。ブルベは仏語で認定の意味で、制限時間内に指定コースを完走した人を認定する。レースと違ってタイムや順位は競わず、景観や食も楽しみながらのイベントで、国内でも人気が高まっている。
道内でも年20回、十勝管内でも毎年開かれており、今回は国のナショナルサイクルルートに指定された「トカプチ400」の南部を中心に走るコースが設定された。9市町村の202キロを13時間半以内で走る。
スタート地点の帯広駅前には午前7時前から参加者が集まり、愛車にまたがって出発。岩見沢市の大学教員佐野博之さん(68)は「十勝のコースは天気や景色が良く適度なアップダウンがあって走りやすさは最高。今日は暗くなる前に戻ってきたい」と話していた。
今イベントの運営を担当した深野慎介さん(54)は「ブルベはベテラン層だけでなく女性や若者の間にも広がってきた。トカプチ400の指定で多くのサイクリストが十勝に来てくれたらうれしい」と期待していた。
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