初バス旅で管内満喫 JALスカイなど【十勝】
日本航空(JAL)グループのJALスカイ(千歳市)と運送業の札幌通運(札幌市)が共同で初めて企画したバスツアーが9日に行われた。札幌を発着とし、秋が深まる十勝管内を巡った。
観光振興の一環として、通常は新千歳空港のカウンターでチェックインサービスなどを行っているJALスカイの社員が添乗員となり、地域の魅力を伝えるツアーを企画した。第1弾として十勝を旅行先として選んだ。当初は9月と10月に各2回開催する予定だったが、9月は新型コロナウイルスの緊急事態宣言により中止となり、今回が初開催で32人が参加した。
十勝では池田町のワイン城と帯広市内の北海道ホテル、十勝トテッポ工房、紫竹ガーデンを訪れた。北海道ホテルでは中札内村産の枝豆や若鶏などを使ったコース料理を堪能。過去に2年間足寄町に住んでいた札幌市の女性(75)は「料理はとてもおいしかった。ワイン城は広く見晴らしも良く、ヨーロッパに来たような感じだった」と笑顔を見せた。
添乗員に必要な資格「国内旅程管理主任者」を取得し、初の添乗に臨んだJALスカイの山田智香さん(24)は「バスでのアナウンスはお客さんと距離が近いので、アイコンタクトなども取りながら案内することを心掛けた」と話していた。
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