【新冠】静内高校（坪井克彦校長、生徒４６６人）の吹奏楽部（小川紗矢部長、部員20人）の「第29回定期演奏会」が２日夜、新冠町レ・コード館町民ホールで開かれた。

　新型コロナの影響を受け開催が危ぶまれたが、静内高校ＰＴＡや新ひだか町、新冠の両町教委などの協力で実現した。コロナ禍で来場制限もあったが、約２００人が訪れ演奏を楽しんだ。

ダンプレで楽しく演奏を披露する部員たち

　１部は、吹奏楽部顧問の竹内優衣教諭が指揮をとりマーチ「エイプリル・リーフ」、「ロマネクス」、コンクールに向けた作品「ほたるのひかり」で息の合った力強い演奏。

　２部は、制服からオレンジのＴシャツに着替えた部員が「名探偵コナンメインテーマ」、「楽器紹介のための小さな世界」、「スタジオジブリ名曲集」など演奏。今回はダンプレ（踊る演奏）も取り入れ、来場者も手拍子で楽しんでいた。

　竹内顧問は「演奏の機会をいただきありがとうございます。今年もコロナ禍の影響を受け、感染防止を念頭に練習を重ねて、地区大会で金賞の獲得ができた。３年生３人は後輩を引っ張り全体をまとめてくれた。今日の演奏会を思う存分に楽しんでほしい」、 小川部長は「今年もコロナ禍の影響を受けた。全道大会出場は逃したが、地区大会で金賞が獲得できた。全員が成長できた１年間でした」とそれぞれ感謝していた。